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ぺロブスカイト
『ペロブスカイト』と言う言葉を聞いて事はありますか!?
正確に述べると、『ペロブスカイト太陽電池』となります。
実はこの太陽電池、従来とは全く異なる製法で作られており、人とエネルギーとの関わり方に
大きな進歩をもたらすことが期待される重要な太陽電池なのです。
ペロブスカイト太陽電池の開発に携わった日本人はノーベル賞の候補にもなっています。
太陽電池でありながら、軽くて、とても薄いフィルムのようで、曲げることもできます。
このペロブスカイト太陽電池と住宅との繋がり。どういうメリットが考えられるのか今回はお話していきたいと思います。
■ペロブスカイトとは
ペロブスカイト半導体を使用した太陽電池のこと
注目① :ペロブスカイト太陽電池の変換効率は、
今までのどの材料にもない圧倒的なスピードを誇ります!
注目② :従来の太陽光パネルと比較して、厚さは100分の1。重さも10分の1と格段に軽い。
■ペロブスカイトと住宅設置のメリット
①軽く柔軟性が高いので設置しやすい
薄く軽いシート状のもので、曲げても壊れないという今までにない特徴を持つ太陽電池 そのため、設置したい場所に塗ることやインクジェットで印刷したりフィルム状にすることも可能になりました 。
つまり、、、
建物の壁や車体の曲面など今まで太陽光発電の設置ができなかったところでも自然 エネルギーでの発電が可能に!!
◎屋根にしか設置できなかった太陽光電池(太陽光パネル)の制限がなくなりより設置しやすくなります。
②弱い光エネルギーでも発電できる
ペロブスカイト太陽電池は200~1000ルクスの低い照度でも発電可能です。
シリコン太陽光発電の場合は、10万ルクス等の高い照度がなければ発電できまん。
つまり、、、
太陽光発電では日射量が減ってしまう曇りや雨の日でも、ペロブスカイト太陽電池では
安定した発電が期待できます!
■ペロブスカイトの実用化はいつ?
政府によると、2025年の実用化を目指すという考えが表明されています。
各省庁でも、実用化に向けた取り組みが進められています。
■まとめ
ペロブスカイト太陽電池は、次世代技術として期待されています。
小型で軽量なため、今後は一般住宅の外壁や家具といった分野にも広がっていくでしょう。
社会実装に向けた実用化の必要性が迫っており、技術開発に注目です。