- 注文住宅
コンセントの数と位置

新築住宅を建てた後に「しまった!!」と感じる一つにコンセントの数や位置が挙げられると思います。コンセントの数や位置って、実際に住み始めてから、こうしておけば良かったと感じるもの?と思いますよね。実は設計の段階からある程度予測して、後悔しないコンセントの数や位置を決めることは十分に可能です!
そこで今回の記事ではコンセントの位置の決め方や配置計画の仕方についてご紹介していきます。

POINT①
自分がどのように生活し、コンセントがどの位置にあれば便利か想像して計画する
失敗してしまった!という声の多くは、
・コンセントの数が足りない
・欲しい場所にコンセントがない
・多めにコンセントを設置したけれど使っていない
・家具を置く場所にコンセントがある
・コンセントの位置が低くて使いづらい といった声です。
コンセントを使うことをイメージせずに計画すると上のような後悔が起きてしまいます。 住む人の生活スタイルによって必要な場所は変わりますので、ご自身の生活スタイルをよく想像して 部屋の間取りを大まかに作っておくことが失敗を減らすキーポイントになります。
POINT②
コンセントの数が多ければいいというわけではない
コンセントを設けたけれど、結局使わずに放置してしまっているということもあります。 ここで問題となるのが火災です。 使っていないコンセントには埃がたまりやすく、火種となって火事を起こす可能性があり、注意が必要です。 また、コンセントが家具に隠れてしまう失敗もあります。家具に隠れると、使わずに放置してしまうことになります。
【目安となる基準】
とは言っても、住んでもいない部屋のコンセントの数や位置をどのように判断したらよいのか難しいですよね。 そこで、一般的な考えをご紹介します。
■コンセントの高さ
コンセントの高さは一般的に床から25cm(床からコンセント中心位置までの高さ)
《目安》
・一般的なコンセントの高さ:25cm
・掃除機用の場合:30〜40cm
・勉強机・書斎机:70〜90cm
・洗濯機用:105〜110cm
・エアコン用:180〜200cm
■コンセントの位置と数
《目安》
・居室6〜8畳:4個
・居室4.5〜6畳:3個
・居室8〜10畳:5個
・キッチン:6個
・ダイニング:4個
・洗面所・廊下・トイレ・玄関:1〜2個
※コンセントの位置を決めるときに、掃除機が使えるかどうかを基準にするといいでしょう。
※部屋のコンセントの数は2畳あたりに一ヶ所を目安とするといいでしょう。
※部屋の対角線上にコンセントを分けて取り付けると、ほとんど延長コードなしで使うことができます。
POINT③
どの部屋でどんなものを使うかを把握しておく
例)
《リビングでつかうもの》
エアコン、テレビ、空気清浄機、掃除機、アイロン、スマートフォン
《キッチンでつかうもの》
冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、トースター、炊飯器
POINT④
コンセントの計画は取り付ける位置を図面に書くとイメージがしやすい
頭のだけでイメージしたり、箇所書きのようなメモだけで計画したりすると、どの部屋にコンセントがいくつあるか、どの位置にあるかを把握することが難しくなります。 図面にコンセントの位置を書いておくことで、生活の中でコンセントを使っているイメージもしやすくなりお勧めです。

《まとめ》
何をするにもやはり準備が大切ということですよね。 今回の準備とは、実際に生活していてコンセントを使っているイメージを持つこと。 しかし、自分だけで計画を立てるのは知識や経験も必要になりますので、 専門の人に相談して計画を立てることを是非お勧めします。