ヌック ~隠れ家のある暮らし~
みなさん、ヌックという言葉、耳にしたことはありますか!? ヌックとは『家の中で空間の隅や突き出しを利用して小さなくつろぎスペースを作り出すこと』です。 語源はスコットランド語で建築様式をあらわすneuk(ヌーク)からきています。
実は今、子育て世代を中心に密かにヌックスペースが話題になっているんです。 こじんまりとした部屋・暖かく心地の良い空間を意味するヌック。
今回は、ヌックの活用方法や注意点としてどんなことがあるか見ていきたいと思います。
◆ヌックの活用方法
1) 書籍や読書スペース
読書をするとき、穏やかに静かな空間で過ごしたいものですよね。読書スペースとしての活用はヌックならではです。
2) お昼寝スペース
足を広げて寝転がれるお昼寝スペースとして活用することができます。
3) ワークスペース
自分だけの空間で仕事や趣味を楽しむにはヌックは最適です。
4) キッズスペース
リビングの一角に設置することで、子どもを見守ることもでき、かつ子供達には特別な空間として最適です。
◆ヌックをつくるときのポイント
1)特別な空間を演出するための工夫をする
ヌックはLDKの一角にちょこっと付属しているどこにも属さないような半居室という位置づけなので、ゆるやかにゾーニングすることがポイント。 その中で別の空間として認識させる工夫として、ドアできっちりと区切らずに仕切ることが一般的です。 特別感が強く出せるよう、段差や素材を変えて、別の空間を演出しましょう。
2)居心地のいい広さにする
ヌックは、あまり広すぎないことが居心地の良さにつながります。広さは大体2〜3畳くらいが目安です。 ヌックは少人数で使う場所なので、広すぎないようにすることがポイントです。
3)空気の流れを止めないようにする
ヌックは狭いスペースなのでエアコンなどの空調設備を置かないことが多いので、 空気の流れを止めないような場所に設置する工夫が必要です。
◆ヌックをつくるときの注意点
どのように活用したいのか”用途を明確にしておく”ことが大切です。 せっかくヌックスペースをつくったのはいいけれど、気づいたらあまり活用できていない・・・ ということではもったいない!
まとめ
用途を明確にしたうえで、どこに設置するのか、どのくらいの広さがいいのか、 プロの方と楽しく相談しながらオリジナリティ溢れる我が家だけのヌックを実現させましょう!