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2024.10.07

ロフト

昔、おそらく私が中学生のころだったと思いますが、友人のお宅に遊びに行ったとき、そのお宅にはロフトがありました。 私の家にはロフトなんておしゃれなものは無く、ロフトに上がらせてもらった時、とても心が躍った記憶が今でも忘れられません!!

今、家族を持つ身となっては、ロフトは家の内部のデッドスペースを有効活用出来そうだなと思いますが、 実際のところどうなのでしょうか!? 子ども達にとっては最高にわくわくする空間だと思います♪

今回は「実際のところロフトってどうなの!?」をテーマにお話ししていきたいと思います!!

《ロフトとは》

皆さんのイメージする通り、ロフトとは天井を取り払い、屋根裏部分を利用するスペースのことです。

《ロフトのメリット》

①広い空間を有効活用できる!

ロフトは、ある空間の中にもう一つ天井を作ることで完成する空間と言えます。 天井までの大きな空間に作ることで、大きな空間の一部が分割されて、より有効に活用できるのではないでしょうか。

②開放的になる!

ロフトは、その付随する空間との間に壁がないので、空間全体として一体感があり、開放感を味わうことができます。 また、ロフトの上からの眺めは、住空間全体を俯瞰的に眺めることができるので、空間の広がりを感じられるでしょう。

③固定資産税を抑えることができる!

「小屋裏物置等の空間」の条件を満たしたロフトは、固定資産税を算出する際にベースとなる「登記床面積」に含めなくても良くなるため、結果的に節税に繋がります。

④暮らしのアクセントとなる!

床レベルが違うことで、視覚的には明らかに、違う用途の空間でありながらも、壁がないことで領域的には連続しているような感覚を与えることができます。

《ロフトのデメリット》

①天井が低いので歩きにくい

ロフトは法律上に適合させて作る場合は、床面積と天井の高さに制限があります。 そのため、背の高い大人などが、立ったまま長時間ロフトで過ごすことは少し難しいと言えます。

②エアコンが効きにくい

暖かい空気は上方に昇るため、小屋裏には熱が籠りやすくなります。 屋根に近い小屋裏は構造的に暑くなりやすく、エアコンを設置しても中々温度が下がりません。

③将来的に上り下りが大変になることも

ロフトへ上るために梯子または階段が必要です。 体が元気なうちはまだいいですが、高齢になって梯子の上り下りが体力的に難しくなる可能性も考えておかなければなりません。

《まとめ》

ロフトは主に空間を広く使うために設置されますが、デザイン次第では生活をおしゃれに彩るアクセントにもなります。 ロフトをどのように活用するかは、住まわれるご家族のアイディア次第です。どのような用途でロフトを設けるのか、かつおしゃれな空間、魅力的な空間にもこだわって考えていきたいですね!