COLUMN

よりそいコラム

SAKABE DESIGN TOP PAGE >  よりそいコラム

  • リフォーム
2024.09.24

二世帯住宅

今回のテーマは『二世帯住宅』です。

まずは、定義から見ていきましょう。

■二世帯住宅とは

親世帯と子世帯がひとつ屋根の下で暮らすための住宅

■同居とは

親世帯と子世帯が同じ住宅で暮らすこと

二世帯住宅と一言でいっても、3つのタイプがあることをご存知ですか?

そこで次からは二世帯住宅のタイプとタイプ別のメリット・デメリットをご紹介します!

①共有タイプ

キッチンやリビング、ダイニング、玄関、お風呂といった設備をすべて共用する間取りが「共用タイプ」と呼ばれます。

【メリット】

個々の部屋以外は全て共有になるので、建設費用が一番抑えられる。

【デメリット】

同居に近いので、プライバシーの確保が難しい。

※光熱費や食費なども基本的に共用になるため、負担割合が分かりにくく、二世帯住宅の中でも一番気を使う部分が多いかもしれません。

②完全分離タイプ

水回りや食事、リビングは完全に別々というタイプです。

親世帯は1階、子ども世帯は2階などの上下分離型や左右分離型の間取りがあります。

【メリット】

完全分離なため、各世帯のライフスタイルに合わせて生活できます。 プライバシーも確保しやすいでしょう。 生活費の支出も別々なため、費用負担での問題も起きにくいです。

【デメリット】

設備がそれぞれ2つずつ必要なため、建築費が高額になることです。 また、共有部分が少ないため、同じ敷地内での生活にもかかわらず、 各世帯間でのコミュニケーションが取りにくい点があります。

②一部共有タイプ

一部分の設備を共用する間取りのことです。 共用する設備は各家庭によって異なるものの、「玄関だけ」「玄関とリビングだけ」など、その家族に合った共用パターンが選べます。

【メリット】

生活はある程度一緒に過ごしつつも、プライベートな時間、空間も確保しやすいです。 また完全分離タイプに比べて、建築費が抑えられる点もメリットです。ただし共用する設備が少ないと、建築費は高くなります。

【デメリット】

どこまで共用するかを設計時に決めなくてはならないため、お互いの意見が合わないと家づくりが難航する可能性があります。 共有する部分によっては、お互いの生活リズムの違いから、住み始めてからストレスになることも考えられます。

■二世帯住宅で考慮すべきポイント

・どこまでのプライベートを確保するかしっかり考える!!

・理想の住まい実現のためにも、広めの敷地を用意する!!

家族とのコミュニケーションが取れ、絆が深まることが魅力でもある二世帯住宅。 いざ住み始めてからストレスが出ないよう、事前に各家庭の希望をお互いに共有することが何よりも大切そうですね。

家族のぬくもりを感じながら、一番の安心できる場所が家となるよう、二世帯住宅を立てる際はまずは家族間のヒアリングをしっかりしていきましょう!