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  • 注文住宅
2024.05.09

和室を作るべきか、作らないべきか。

家づくりを進める時、和室を作るべきかどうか悩まれたことはありませんか? ゴロっとできるスペースだったり、来客時のお部屋として使用出来たり。後はやはり私たち日本人としての日本固有の文化が和室ともあって、畳の良さは皆さん感じているはず。しかし最近の住宅ではフローリングが多く、畳のある和室は減少傾向にあります。

畳の部屋の役割、最近の和室の特徴など、今回は「和室を作るべきか、作らないべきか」を考えていきたいと思います。

■畳の部屋 役割

☆空間のアクセントとして住空間に奥行きを与えてくれる!

床とは違う色味の畳を使ったり、フローリングから畳コーナーの高さをあげたりすることで部屋の雰囲気が変わります。

☆和室にはリラックス効果がある!

畳の素材であるイグサの香りにはリラックス効果があります。また自然由来の建材には断熱性と保温性に優れ 夏は涼しく、冬は暖かい。そして畳には吸音効果もあるので、日常生活の匂いや生活音をやわらげ癒しの空間と言えます。

☆客間になる!

和室はお客様をもてなすための応接室としての役割ができます。布団を敷いて和室にもなり、食事もできる場所にもなります。

☆用途が広い!

キッチン近くに和室があれば、そこで子どもを遊ばせられ、子どもを見守ることもできます。畳は吸音性がすぐれているため、生活音の防音にもなります。客間にもなり、ライフスタイルに合わせて寝室にもなります。

このように和室の用途が広ければ、どのような目的で部屋が必要になっても困らず、いいことだらけ!!のように感じますよね。ではなぜ、和室部屋が減少傾向にあるのか。デメリットも見てみましょう。

★定期的にメンテナンス必要

畳は自然素材。年数を経て劣化していきます。劣化すると張り替えが必要なため、洋間に比べて維持に手間やコストがかかります。

★ダニやカビが発生しやすい

畳の表面は、保温性・保湿性の優れた場所のため、カビやダニにとっても繁殖しやすい場所となってしまいます。

★家具を置きにくい

畳はへこみやすい為、重たいものを置くと畳が傷みます。家具を置くには置き場所に気を付けなくてはなりません。畳部屋で考えなければなならない点もありますね。良さ、悪さを把握したうえで現代の和室の形を紹介します♪

フローリングから和室に高さを付けて小あがり風に。

リビングルームを和室に。

和と洋が調和された雰囲気に和と洋が上手におしゃれに調和された部屋づくり。素敵ですね。

ここまで見てきたように、何より大切なのは 和室を作る目的を明確にすること!

どんな用途で和室を使いたいのかを明確にすること! になりそうです。

しっかりと考え、今ある生活の中で和室を作る、作らないを検討してください。