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よりそいコラム

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  • 注文住宅
2024.03.26

吹き抜け

太陽の光が差し込み、明るい家。

私が一番住まいの中で大事にしている点です。

太陽の光がしっかり家の中に入ると、なんだかエネルギーが湧いてきます。風通しの良さも大切ですよね。そんな開放的な空間を実現できるスタイルの一つがずばり、『吹き抜け』ではないでしょうか。私にとっては気分があがり、非常に魅力的な吹き抜けですが、高まる気持ちをおさえ、しっかりとデメリットも知りたい!ということで、今回のテーマは『吹き抜け』です。

■メリット

・開放感にあふれた住居の実現!!

吹き抜けとは、1階よりも上の階の間に天井や床を設けずに、屋根部分までつながった空間です。天井による圧迫感がなくなるため、同じ面積でも広く感じられます。

・家族とのコミュニケーション増加!

吹き抜けのある家では、1階のリビングやキッチンから直接声をかけられます。 階層にとらわれずにコミュニケーションをとれるため、吹き抜けのある家では家族との会話増加が期待されます。

・電気代や冷房代を節約できる!

吹き抜け部分に採光窓を設置することでより多くの太陽光が部屋内に取り入れられます。 日中は照明をつけなくても十分な明るさを確保できます。 暖かい空気は下から上への上る性質があるため、夏場の暖かい空気は吹き抜けの上部にたまり 1階の冷房の利きがよくなります。

■デメリット

・居住スペースの狭小化

吹き抜けによって解放感を演出できますが、上階の床面積が少なくなってしまうため居住スペース自体は狭くなってしまいます。

・プライベート空間を作りづらい

吹き抜けがあることで家族や同居人の気配をいつでも感じられることはメリットといえる半面、人によっては煩わしく感じることも。

・光熱費の増加

吹き抜けによって日中の電気代や夏場の冷房代は節約しやすくなる一方で、冬場の暖房代は高くなる恐れがあります。 暖房を使用しても暖かい空気が吹き抜けの上部に逃げてしまうため、対策が必要です。

■建築計画におけるポイント

・吹き抜けの形や大きさを考える!

⇒吹き抜けのメリットを活かした採光性が高い吹き抜けを作ることを念頭に。

・天井に設置する照明器具に気を付ける

⇒吹き抜けは大きな空間なので、通常の二階建て住宅に用いられるような照明では物足りないと感じることが多いため、間接照明を利用するなど、部屋を明るくすることで広さを認識させることが大切。

『まとめ』

吹き抜けのある住宅を成功させるためには、しっかりとポイントを押さえたうえで理想の吹き抜け住宅を実現すること!! プロの意見、実際の施工例を参考に理想のマイホームを手に入れましょう!