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  • お金のこと
2023.09.01

将来を見据えた賢い投資 注文住宅の長期的価値

近年では、住宅は単なる生活の場所を超えて、資産としての側面も重要視されるようになってきました。特に、注文住宅はその長期的な価値を考える上で魅力的な選択肢となっています。生涯住み続けられる価値や耐久性はもちろんのこと、ライフスタイルや家族構成の変化により、手放すことになったとしても、資産としての価値を維持することにより、リセールバリューの高い住宅になり得ることができます。このような注文住宅で家を建てるということは、その魅力が時を経ても色褪せず、住む人やまた将来のオーナーにとって魅力的な選択肢となります。 

将来を見据えた賢い投資として、なぜ注文住宅が注目されているのか、そのポイントを探ってみましょう。 

カスタマイズできるということの価値

注文住宅は、顧客のニーズや好みに合わせてカスタマイズされるため、その住まいに対する愛着が生まれやすいという特長があります。これは、将来のリセールバリューや家を美しく維持する意欲に影響を与えるのです。デザインや設備に投資することで、住まいの魅力と独自性が高まり、市場での需要が長期間にわたって安定することが期待されます。 

生活の利便性と快適性を最大限に引き出すために設計された注文住宅は、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りや設備を調整できるため、住まいが家族全員にとって最適な環境となります。そういったことが住む人々にとって長期間にわたる満足度を提供します。デザインや設備に対するこだわりが反映された住まいは、毎日の生活がより豊かなものとなり、この満足度が、住まいの価値を長期間にわたって維持する要因の一つとなるのです。 

カスタマイズできるという価値は、注文住宅の最大の魅力の一つです。デザインや設計によって、個性や好みを映し出し、長期間にわたって満足度を提供します。自己表現の場としての役割やライフスタイルの変化に対応するという柔軟性を持ちながら、快適な生活を実現するための選択肢として、注文住宅は賢い投資といえます。 

また、将来的にリセールバリューを考えた時にも、定期的なメンテナンスを行い、家の価値を維持できれば、同じ考えを持つ購入者に巡りあえた時、高い価値を維持したまま、リセールできる可能性があります。 

資産価値の保持 

不動産市場は変動するものの、注文住宅は設計段階から質の高い素材や施工が行われているため、一般的には資産価値を保持しやすい傾向があります。定期的なメンテナンスやアップデートを行うことで、住宅の状態を維持し、将来的なリセール時に有利な条件を築くことができます。 

そのためには、注文住宅を建てる際に質の高い設計と施工が不可欠です。適切な設計とプロフェッショナルな施工によって、建物の耐久性や品質が保たれ、将来の修繕やメンテナンスの負担を軽減します。優れた建材の選択や施工技術の専門的知識の活用は、住まいの寿命を延ばし、資産価値を高める要因となるのです。 

また、経年と共に色褪せないデザイン、もしくは恒久的なデザインを採用するのもポイントです。奇抜すぎるデザインや独自性の強いデザインを採用できることは、注文住宅を建てる際のメリットでもありますが、もし将来的にリセールを検討しているのであれば、不利に働くこともあるかもしれません。 

また、注文住宅を建ててからも資産価値を保持していくためには、定期的なメンテナンスとアップデートが重要です。屋根や外壁の塗装、水回りの設備の点検、断熱材の保守などを定期的に行うことで、建物の状態を維持し、劣化や損傷を防ぎます。また、時代の流行や技術の進化に合わせて、設備や内装をアップデートすることも資産価値の保持に寄与します。 

立地場所の発展との連動

注文住宅を建てる前の土地選びの段階で、その立地のメリット、デメリットを入念に調べる必要があります。すでに親から譲り受けた土地や実家が近いことが最優先されるような場合を除いて、自分たちで土地の選択の決定権があるならば、価値の高い場所に注文住宅を建てることにより、資産価値が高い住宅になります。 

まずは、交通アクセスです。やはり駅から近いこと、また主要な駅が最寄駅になるなど交通の便がよくなることで、通勤や通学がスムーズになり、住まいの利便性が高まります。注文住宅が便利なアクセスを持つ場所に位置していれば、将来的な需要が高まり、資産価値の向上が期待されます。 

地域に質の高い教育機関が存在することは、多くの子供を持つ家族にとって重要な要素です。学校や大学の充実度が高い地域は、家族層にとって魅力的な住環境とされます。注文住宅が教育機関に近い場所にあると、将来的にも家族層の需要が続き、資産価値が維持されやすくなります。 

また、生活インフラが整っていることも重要なポイントの一つとなります。日常的に利用するスーパーは生活に密接に関わる施設となるので、近くにあると便利です。また、コンビニやショッピングセンターやレストラン、エンターテインメント施設があることで、住まいの周辺環境が豊かになり、需要が増加することで資産価値が向上します。 

他にも治安が良いことや車を手放した高齢者も住みやすい土地、災害に強い地域などは魅力もあり需要も高いため、土地の資産価値が減りにくい傾向にあります。また、現在は価値がそれほど高くないところでも、今後の発展が見込まれる土地というのは、取得時の値段からリセールの際、大きく価値が上がる可能性もあるので、周辺状況の今後の発展も合わせて調べると良いでしょう。住宅の資産価値は立地にも大きく影響するため、どうやったら資産価値を最大限に引き出せるのかを考えると良いと思います。


いかがでしたか?今回は注文住宅の長期的にみた資産価値について考えてみました。 

注文住宅はただの住まい以上のものとして位置づけられ、将来的な資産価値を考える際に重要な選択肢となります。カスタマイズできるということの価値では、将来的に住宅を売却しないとしても、自分たちのライフスタイルにピッタリと合った住宅にカスタマイズすることにより、豊かな生活、つまり人生が手に入れられることに繋がり、間接的には自分の人生に投資していることになります。 
一方、耐久性、適応性、地域の発展との連動など、多くの要素が結びついて、長期的な資産価値を形成し、リセールバリューの高い住宅にすることもできるのです。