注文住宅は、間取りや構造を決められるだけでなく外観も自由に決められます。特に外観は皆に見られる部分でもあるし、家の顔ともいえますね。どのような外観にするのか、色はどんな感じにするのか、家の外観に伴い外構工事はどうするのか、など考えることはたくさんあります。ここでは、外観を決める際に参考になるような素敵な外観を特集します！

[toc]

理想の外観を創るには     

まずは、理想の外観を創り上げていくためのポイントを5つ紹介します。 

1.コンセプトを明確にする

 建物の外観デザインには、コンセプトやテーマを明確にすることが大切です。例えば、自然と調和したデザイン、モダンなデザイン、伝統的なデザインなど、自分たちの理念やイメージに合ったコンセプトを持つことで、一貫性のある外観デザインを作り出すことができます。 

2.色彩の選定

色彩は建物の外観に強い影響を与えます。外壁や屋根、窓枠、ドアなどの色彩を慎重に選ぶことで、建物全体の印象を決定します。自然と調和する自然な色合いを選ぶか、目立つカラフルな色を選ぶかなど、自分たちのイメージに合った色彩を考慮しましょう。 

色彩で、建物の印象は随分と変わります。例えば、白だとすっきりとしてモダンな洗練された印象になりますし、黒だと重厚感が溢れる印象となります。 

3.素材の選定

外観デザインには素材の選択も重要です。木材、石材、レンガ、サイディングなどの異なる素材を組み合わせることで、建物の表情を作り出すことができます。素材の組み合わせや配置を考慮し、建物の外観に深みや質感を持たせることができます。 

4.形状の考慮

建物の外観デザインには形状も重要です。屋根の形状や窓の配置、出窓やベランダなどの細部のデザインによって、建物の印象が大きく変わります。自分たちの理念やイメージに合った形状を選び、建物全体のバランスを考慮しましょう。  

5.機能性の考慮  

外観デザインには機能性の観点も重要です。窓や出入り口の位置や大きさ、日よけや遮光の設計などが、外観デザインに反映されることがあります。機能的な外観デザインを考慮することで、実用性とデザイン性を両立させることができます。  

個性と魅力を放つ注文住宅の外観     

注文住宅の外観デザインは、建物の顔とも言える重要な要素です。個性的で魅力的な外観デザインは、住宅の印象を決定し、住まい手の個性やセンスを表現します。ここでは、美しく独創的な外観デザインをタイプ別にご紹介します。 

ミニマルな美しさを纏ったキューブ型のシンプルモダン 

キューブ型の外観は、モダンでシンプルなデザインを持ち合わせています。特に白い外壁は清潔感や明るさを演出し、キューブ型の形状がモダンで洗練された印象を与えます。また、シンプルなデザインは他の要素との組み合わせにも幅広く対応しやすく、周囲の環境や景観との調和も考えやすい特徴があります。キューブ型の外観は、現代的な住まいを演出し、スタイリッシュで清潔感のある印象を与えるとともに、個性的な住まいを実現する一つのデザインスタイルとして人気があります。

古典的な風格と繊細な美しさを体現する平家のデザイン  

平家の外観は、屋根が平坦であることが特徴的です。一般的に、角度の緩い平屋根や低い勾配のフラットな屋根が使用されます。水平線を強調するデザインが多いです。水平線を強調することで、建物全体が低く、地に根付いた印象を与えます。また、大きな窓が多く使用されます。大きな窓は、自然光を取り込みながら、建物内部と外部を繋げる効果があります。

日本の美意識を感じる和モダン 

伝統的な和の雰囲気を感じさせつつ、現代的なデザインや機能性を備えた魅力的な外観です。和室や縁側、屋根の曲線など、日本の伝統的な建築要素を取り入れたデザインが特徴的です。シンプルで無駄を省いたデザインが多く、自然素材や自然の色を活かしたナチュラルな雰囲気を持ちます。和の要素と現代的な素材を組み合わせることで、伝統的な雰囲気と現代的なデザインが融合した印象的な外観を持ちます。庭や中庭、和風の照明などを取り入れ、風情ある空間を演出することも和モダンの外観の特徴の一つです。 

2つの色が織り成す鮮やかな魅力を放つバイカラーの外観   

2色を使った外観は、異なる色を組み合わせることでコントラストを強調し、建物の外観に目を引く効果を生み出します。例えば、プレーンな面とアクセント面を使い分けることで、建物のデザインにメリハリをつけることができますし、美しい配色にすれば、個性的な外観になることもできます。ただし、色の相性やバランスに注意しながら、建物全体の統一感を考える必要があります。 

機能とデザインが調和した三角屋根

一般的な三角屋根は、高い傾斜を持つため、雪や風の負荷に強く、耐久性が高いという特徴があります。屋根の形状が水の流れをスムーズにするため、雨漏りのリスクを低減することができます。また、高い傾斜が屋根の中に空間を作ることができます。屋根裏部屋やロフトスペースなどの有効活用ができ、住宅の空間効率を向上させることができます。 

斬新で独創的なインパクトのある外観 

斬新な外観は、伝統的な建物の形状や構造にとらわれず、独創的な形状や構造を取り入れることがあります。例えば、大胆なカラーアクセント、特殊な素材の使用、独特なパターンや模様のデザインなどがあります。また、抽象的な彫刻やアートワークを外観に取り入れることで、独特の表現性や芸術性を持たせることがあります。斬新な外観は従来のデザインにとらわれず、新しいアイデアやアプローチを取り入れた独創的なデザインを特徴としています。 

いかがでしたか？新しい時代の建築デザインは、ますます斬新さと独創性を求められています。伝統的な建築の枠にとらわれず、新しいアイデアやアプローチを取り入れた外観デザインは、個性や魅力を放ち、建物の存在感を高めます。機能性や効率性、持続可能性を考慮しながらも、ユニークな形状やデザイン要素、テクノロジーの活用などが注目されています。建築デザインの世界は常に進化し続けており、今後もさまざまな斬新な外観デザインが登場することが期待されます。自分に合った外観はどのような外観なのか、コンセプトやイメージをしっかりと膨らませ、理想の外観に辿り着く参考となれば幸いです。