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2023.02.21

つけてよかった!新築注文住宅におすすめの設備 

新しく住宅を建てる時に、基本的な構造および内装、外装を決めていきますが、最近は住宅設備にもさまざまな設備がありますよね。装備すればするほど、快適な暮らしになっていくことは確かなのですが、予算の関係もありますし、どの設備が自分達にとって必要なのか、優先順位が高いのかを考えていかなければなりません。そこで、筆者が考えるおすすめのオプションや設備をご紹介していきます。これから家を建てる方々の参考になれば嬉しいです。 

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リビング編  

床暖房 

足元からじんわり暖かい床暖房。寒い冬にお部屋が暖かいと幸せな気分になりますよね。 
エアコンで部屋を暖めようとすると、どうしても顔や頭の方から暖かくなってきませんか?それは、暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下の方へいくという性質があるからなんです。人間は、足元が暖かい方が、全体の暖かさを感じやすいといいます。 
そして、新築でお家を建てられる世帯というのは、小さいお子さんがいることが多いと思います。赤ちゃんは床をハイハイしたりしますし、歩けるようになった小さなお子さんは、家では裸足で過ごしたりしますよね。そんな時、床が暖かいと安心しませんか? 
靴下を履くから、スリッパを履くから、電気カーペットをひくから、床暖房はいらないんじゃないかな。。。?ランニングコストもかかるだろうし、、なんて考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、床暖房の温かさには絶対に敵いません。確かにコストはかかるかもしれませんが、それはエアコンやストーブをつけていても同じ。 
これまで、アパートやマンション住まいだった方は、寒さをあまり感じなかったかもしれませんが、戸建住宅は結構寒いんです。天井を高くしたり、吹き抜けを取り入れたりすると余計に寒さを感じます。そんな時、床が暖かいと部屋全体が暖かく感じられます。特に断熱材を強化し、気密性の高い家にすると、床暖房を切っても暖かさがしばらく持続します。 
寒いのが苦手な方には、床暖房は本当におすすめです。 

電動シャッター 

1階にリビングがある場合、大きめの窓を設置することがあるかと思いますが、空き巣等の侵入経路になりやすいことがあります。シャッターを付けることにより、防犯上の面でも効果があります。また、雨風から建物を守ったり、断熱効果や防音にも優れています。最近では、ガラス自体の性能がぐんと上がってきているため、シャッターを付ける人が少なくなってきているようですが、予算があれば、付けていて損はない設備だと思います。付けるとするならば、手動よりも電動がおすすめです。コストは上がりますが、毎日の開閉の労力を考えると電動が良いと思います。

キッチン編

食器洗い乾燥機 

住宅の設備というよりは、キッチンの設備ですがあった方が断然便利。汚れがあまり落ちないので、自分で洗っているという方もいらっしゃいますが、最近の食洗機は優秀なものも多く、汚れは綺麗に落ちています。普段は使わなくても、冬の手荒れが気になる時期や疲れている時、時間がない時など状況によって使い分けるのも良いかと思います。 
ただ、家族の食事の時間がバラバラになったり、家族が多くて食洗機に食器が全部入らないので、結局洗わないといけない、などとなる場合は、食洗機導入の優先順位を下げてみてもいいかもしれません。 

ホース付きシャワー水栓 浄水器付き水栓

蛇口からホースが引き出せるタイプの水栓は、キッチンにおすすめです。広いシンクの場合、隅々まで水をかけて洗うことができます。また、料理中の作業台までホースを伸ばし、ボールなどに水を入れることができるのも便利です。 
浄水器のついた水栓もおすすめです。水道のお水がそのまま飲めることやウォーターサーバーの設置が不要になります。浄水された水で毎日のお米も炊けるので、健康にも良さそうです。浄水器は後付けも可能ですが、場所を取るので付けることが決まっている場合は、新築時に付けておくと良いでしょう。

パントリー 

食品をストックしておくスペースです。お家の広さに余裕がある場合におすすめです。玄関からキッチンまでの導線上に設計するとさらに便利です。まとめ買いや災害備蓄食品などをしまっておけるのもいいですね。収納家具を購入することも、キッチンなどに食品が溢れ出すことなく、見た目にもスッキリします。食品のストックが少なく、お買い物にこまめに行かれる場合は必要ないかもしれません。  

バス・トイレ編  

浴室乾燥機 

浴室を乾燥してくれるほか、冷暖房機能もついています。夏は涼しく、冬は暖かくしてくれるので、冬のヒートショック予防にも効果的。また、乾燥している間に洗濯物も乾かせるため、花粉や防犯上の面から外に洗濯物を干したくない人にもおすすめです。少量の洗濯物ならすぐに乾き、シワにもなりにくいのでとても便利です。 
浴室もすぐに乾燥しておけば、カビは発生しにくいし衛生的にも良いといえますね。 

タンクレストイレ 自動洗浄トイレ

トイレは、タンクレスがおすすめです。見た目にもスッキリします。タンクがない分、埃がたまることもなく、掃除もしやすくなります。 
また、自動洗浄トイレは便器横の小さなタンクに洗剤を入れておくと、流した時に洗剤で便器を洗ってくれる役割があります。そのため、汚れにくく掃除がうんと楽になります。 

2階のトイレ

トイレは各階に1つあった方が便利です。2階に寝室がある場合や、家族の朝の支度時間がかぶる時など、2台あるとスムーズです。小さな子どもが我慢できない場合にも2台あると安心です。ただ2階にも設置するとその分、掃除も2倍になります。必ず設置する必要はないかと思いますが、予算と必要性との相談ですね。

その他編

全館空調 

家の中の温度が全て均一になるため、どの部屋で過ごしても快適に過ごせます。1日の中でいろんな部屋を行き来することが多いならば、おすすめの設備となります。ほとんどをリビングやダイニングで過ごし、寝室などは寝る時だけなどの場合は、全館空調にする必要はないかと思います。なぜならデメリットとして、初期費用とランニングコストがかかるからです。家族がたくさんいて、それぞれの部屋で各自が過ごすことが多ければ、予算と相談して付けるのもいいでしょう。  

人感センサーライト

こちらは、帰宅後の玄関や夜間の階段に役立ちます。お子さんを抱っこしていたり、大きな荷物を抱えて夜に帰宅した時、入ってすぐに明かりがつくと便利です。また、子どもが夜中にトイレに行きたくなった時、階段の明かりが自動でつくと安全ですよね。万が一の防犯対策にも役立ちます。

ウォークインクローゼット

洋服ダンス等の収納家具が不要になります。ある程度の広さがあれば結構な数の洋服をしまえるので、家族の洋服を全て1箇所に収納できるというメリットもあります。洗濯物を取り入れる場所の近くであれば、より便利になります。 

宅配ボックス

ネット通販や共働きが主流になってきている現代なので、この宅配ボックスはとても便利です!荷物を待って自宅に待機する必要もなく、防犯上の観点から配達員さんと顔を合わせることなく、再配達の連絡もしなくて良いので、予算があればぜひ付けたい設備の一つです。ただし冷蔵の食品や大きすぎる配送品などには使えないことが多いです。 

快適な暮らしを実現するために、さまざまな設備があります。あれもこれも全部取り入れたい、という気持ちはあるものの予算に限りがある場合は、自分たちのライフスタイルに何が必要で、何が必要でないかを想像して取捨選択していかなければいけません。 
最高の注文住宅を建てるため、そして長く続く家族との暮らしのため、自分たちに最適な設備を選んでいきたいですね。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。