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2026.02.04

木造住宅の耐震性

近年、環境に配慮した家づくりが少しづつ注目されるようになってきました。
その選択肢の一つとして、再利用できる材料である「木」を使った家。
木造住宅が再び注目されるようになってきました。

マンションであっても木造マンションを建設することもみられるようになってきたくらいです。
でも、、、地震の多い日本で木造住宅の耐震性は大丈夫なのだろうか・・・
と思いませんか!?私は、耐震性の疑問を持ちました。
そこで今回は木造住宅の耐震性についてのコラムにしていきたいと思います。

■木造住宅は地震に強いのか。
→地震に対する強度に関しては、必ずしも木材が金属より劣っているわけではない!!

木材は金属よりも柔らかいので、木造住宅は鉄骨造やRC造と比較して強度(耐震性能)が低いと思われがちです。
しかし木材は金属に比べると柔軟に変形する性質があるので、地震の振動エネルギーを吸収しやすいという特徴があります。
振動エネルギーの負荷はその建物の重量に比例して大きくなります。

◆鉄骨造やRC造よりも軽量な木造住宅の方が耐震性が良いとも言える!!

■木造住宅の耐震性について
→国の基準で木造住宅の耐震性は決まっているため安心!

木造住宅などの建築物の耐震基準は、建築基準法に基づいて定められています。
建築基準法は1981年に改訂されて新耐震基準が導入されました。
これによって震度5強程度の地震で軽微な損傷、震度6~7の地震でも倒壊を免れるようにすることが基準として義務付けられています。
2000年になると兵庫県南部地震の被害調査を受けて耐震基準が再度改訂されました。
この耐震基準の有効性は、2016年の熊本地震で証明されました。

■木造住宅の地震対策について
→耐震基準によって作られた住宅は、倒壊のリスクは低いが、
法律で定められている基準はあくまでも最低限の基準のため対策は必要!

建築基準法によって実現できることは、主に
①しばしば起きる中小地震で建物の損傷を軽くする
②数百年に一度の大地震では、建物は損傷を受けるが、人命が損なわれるような倒壊・崩壊等を防ぐ

◆建築基準法は人の生命を守ることに主眼が置かれ、建物自体や財産などその後の生活に必要なものを守ることまでは想定されていない最低限の基準なので、別途地震対策を考えておくことが必要!

■木造住宅の地震対策方法
①耐震

筋交いや面材によって強度を高めて、地震の力に耐える工法

②免震
ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、建物自体に地震の揺れが伝わらないようにする

③制震
エネルギー吸収体を住宅に設置することで建物の揺れを抑える工法

◆木造住宅の地震対策は「耐震+制震」がおすすめ!
「耐震」構造に「制震」性能をプラスすることで、建物が本来もっている「耐震」性能の維持が可能となります。

《まとめ》
木造住宅であっても地震対策が国で定められていることを知ると、安心できます。

ただ、プラスアルファで大地震による住宅の損壊を防止し、その価値を維持するための方法
をとることが大切だという事も分かりました!
「耐震」+「制震」の考えを頭の片隅にいれて、安心できる木造住宅の実現を目指しましょう。