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防音室の設置とポイント
私事で大変恐縮ですが、私は4歳からエレクトーンを習っており、趣味の一つがエレクトーンです。
ディズニーランドで流れているようなテーマ曲を弾くことが大好きなのですが、
家族を持った今、マンション暮らしのため騒音の心配で大好きなエレクトーンは実家にポツンです。
もし、マンションでも防音室を作れたら‥と思うことが多々あります。
防音室は一戸建てだけではなく、マンションにも設置可能なのか??
新築だけでなくリフォームで防音室は作れるのか??
今回のコラムでは私の持つ防音室の疑問を解消しながら設置の際のポイントなどお話していきたいと思います。

【防音室設置を考える際のポイント】
防音室の種類を選ぶとき、気になるのが遮音性能です。
しかし楽器によって必要な遮音等級も異なりますし、何を選べば目的に叶うのかを見極めるのは難しいですよね。一体どのように防音室の種類を選び、どこまでの遮音性能を求めたら良いのでしょうか。
それにはまず用途を明確にすることが大切です。
①防音室の用途を明確にする。
演奏する楽器が奏でる音の周波数帯によって防音の難易度が異なるため、防音室で何をしたいのかをしっかり明確にする必要があります。
《注意》
ピアノ・バイオリン・ドラムは同じ楽器でも周波数が違います!
→自分が演奏したい楽器の周波数帯(Hz)を調べて、該当の遮音等級(D-)で何デシベル(D-B)カットできるかを調べましょう

②防音室の作り方の違いとコストを知る。
防音室を作る段階になった時、どのような種類があるのでしょうか。
工法の違いや、それぞれのコストについて見てみましょう。
■種類
1)部屋の内部に防音パネルを設置する方法
遮音もしくは吸音を目的としたパネルで、グラスウールやロックウールなどの素材で作られた板状のものです。
室内の壁に張り付けたり、床に敷くことで外部への音の伝わりを軽減します。
〖メリット〗気軽に設置できる
〖デメリット〗空間を区切って音を遮断する防音ブースや防音室などよりも効果は落ちる
2)防音ブースや防音ユニット(組立式)を設置する方法
【防音ブース】
防音効果を持つ壁・天井で空間を区切ることで遮音・吸音を実現します。
〖メリット〗賃貸住宅にも設置可能
【防音ユニット】
組立式
〖メリット〗
引越しのときは解体して、新しい家でパネルを流用することができる。
賃貸住宅やマンションで防音室を後から作りたい人に向いている。
3)部屋自体を工事して防音室に改装する方法
新築やリノベーションのような大々的な工事によるもの。
〖メリット〗
用途に合わせカスタマイズして遮音等級を高めることができる
■コスト
防音パネルや防音ブース、防音ユニットなどの市販製品を設置する方法のほうが、
部屋自体を工事して防音室に改装する方法よりも安価です。
《参考》
6畳一部屋を防音室にする場合
・防音ユニットが250万円~
・防音室に改装する方法は300万円~
③防音室を作るときの注意点を知る。
快適に過ごすためのポイントや必要な部屋のサイズを確認しましょう。
1)用途に合った防音室のスペースを確保
組立式を設置する場合も、部屋全体を防音仕様にする場合も、部屋はもともとのスペースより狭くなります。壁や床から大体10センチから15センチほど狭まくなるため防音室を作る際にはその空間を考慮した上で、楽器などの機材に必要なスペースが確保できるかを事前に確認しましょう。
2)ドアや換気、エアコンの隙間に注意
防音に影響する要素として、ドアや窓、換気システムがあります。
しかしドアは当然のことながら、窓やエアコン設備も、心地よい環境を作るためには必要なものです。
音漏れせずに快適な環境を維持するために、施工会社との確認をしっかりとりましょう。
《まとめ》
近所の人に気兼ねせず好きな音を鳴らせる防音室のメリットは大きいもの。
用途や目的によって必要な遮音等級が違うため、最適な防音室をつくるには遮音や吸音のバランスを調整することが必要です。
生活を豊かにする一つの手段として防音室もあることを是非知って下さい!
