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  • 注文住宅
2025.06.23

インナーバルコニー

週末の天気のいい日。朝食をいつもと違う、バルコニーやベランダでとること素敵じゃありませんか!?家族みんなでレストランではない自宅で、外の空気を感じなら食事を楽しむ。
でも、バルコニーって天候の良し悪しで使用頻度が変わったり、外から丸見えという点も抵抗がありませんか?

インナーバルコニーならどうでしょう。プライベートも確保され、かつ家の中ではない外の空気を味わうことも出来ます。
インナーバルコニーのある家はまだそう多くはないですが、近年人気のある作りの一つです。

今回はインナーバルコニーについてのメリット・デメリットを紹介し、家づくりの際の候補の一つとして参考にして頂ければと思います。

《インナーバルコニーって何?》
インナーバルコニーとは、2階以上に作られる、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいる形状のものです。屋根付きの空間なので、屋外なのに天候の影響を受けにくいので、幅広い用途で利用できます。

《サンルームやベランダとの違い》
屋外にイメージの近いサンルームやベランダとインナーバルコニーの違いも確認しておきましょう。

◎サンルーム
太陽光を楽しむため、ガラスで壁や天井を覆った空間のことを指します。
外とは遮断されているため、一つの部屋として使うことができます。

◎インナーバルコニー
屋根はありますが、外とつながっており、あくまで屋外です!
インナーバルコニーはベランダのような使い勝手と、外の環境に影響されにくく、プライバシーを確保できます!

■メリット
①天候に左右されることがない
建物の内側に設けられているため、天候に左右されず使用できます。
雨の日でも洗濯物を干すことができます。
天気の良い日は強い日差しを避け、快適に過ごすことができます。

②開放感のある空間をつくることができる
2階にリビングがある場合、インナーバルコニーとつなげることで開放感のある空間の演出が可能です。
また、水栓を設けることで、子ども達の水遊びスペースなどさまざまな用途で使用できます。

③プライバシーを確保できる
ご紹介したとおり、プライバシーの確保も容易です。
人目を気にすることなく、バーベキューや家庭内でのキャンプを楽しめます。

■デメリット
いくつか覚えておきたい注意書きです。

①間取りに支障が出る
インナーバルコニーは、屋根を支えるための壁や柱などの工事が必要。
設計段階からインナーバルコニーに対応するための間取りを検討しなければいけません。

②固定資産税が発生する
固定資産税の計算をする際は、その建物の延べ床面積を利用します。
屋根のあるインナーバルコニーは建物の内部として扱われるため、延べ床面積に含まれてしまい、固定資産税が発生します。

《疑問点》

①インナーバルコニーは日当たりが悪いのか??
屋根や壁に囲まれた形状であるインナーバルコニーは、一般的なバルコニーと比べると、どうしても日当たりが劣ってしまいます。部屋が暗いと不便なだけでなく、生活にストレスを感じる可能性も考えられます。

→設計次第で明るく便利なスペースにすることは可能!!

②日当たりをよくするための解決策は?
・太陽の動きと、周辺の建物や道路の方角を考慮する
・用途に合わせて最適な間取りを考える
・天窓やハイサイドライト(高窓)を設置する

→この辺りはプロの設計士さんとじっくり、疑問を全てぶつけて一緒に解決していきましょう!

■まとめ
家族で過ごす時間はどういうものが自分たちにとってベストか。
どういう風に家の中で過ごしたいか。
それぞれの家族のかたちをよく考慮してインナーバルコニーの設置の有無を決めることが
基本になりそうです。
私個人的には、、、欲しいです、インナーバルコニー笑